弟子:
今度は、「おまえ、こんな世の中だからどうしようもない、
すべて世の中が悪いんだと思ってるのかも知れないが、
そんな風にすねていても、誰も助けちゃくれないよ」の
「世をすねる」「世の中が悪いとする」「社会のせいに
する」ですが・・・?
先生:
ピッタリの言葉があるよ。
“玩世不恭 wánshìbùgōng”
弟子:
ちょっと、失礼。
『中日大辞典』 世の中を茶化し不遜である
『中日辞典』 <成>世間をもてあそび言動が
不遜である、
生活態度が不まじめである
『中国語辞典』 <成>(多く若者が世の中が思い
どうりにならないのを不満
に思い)世事を軽んじて不
まじめな言動をする、
世をすね生意気な態度を
取る
『50+630』 なし
なるほど、「どんぴしゃ」ですね。
このすね方が高じると、「屈原」や「ヨブ」のようになるので
しょうか?
先生:
君、この人達と、ちょっと挫折したから、「キレた!」、
「頭に来た」などとぬかしている者を一緒くたにしちゃ
ー、いけないよ。
買いたかった「アイスクリーム」が品切れで、キレて、
「この世は、ままならない」などとすねている者と、君が
挙げたお二人は、全然悩みのレベルが違うんだよ。
このお二人は、「真面目に生き、耐えに耐えて」も、
世の中に「罪」や「苦しみ」がなくならないことに絶望した
我々の先輩なんだから。
弟子:
分かりました。
実は、今朝、「ケチャップ」が食卓に切れていて、
仕方なく「マヨネーズ」をウィンナーに掛けて食べ
たんです。
それで、自分は、「ヨブ」か、「屈原」になった気分
で、世を呪っていたのですが、とんだお門違いで
あることが分かりました。
先生:
そうだよ。
仮に、塩も砂糖も切れていても、いや、ウィンナー
が切れていても、世をはかなむのは、早計という
ものだぜよ。