カテゴリー「め」の記事

2009年12月 5日 (土)

目に飛び込んで来る

弟子:

今度は、「その本を開けるや否や、

『二階の女に気がある』という文字が

目に飛び込んで来た」の「目に飛び込

んで来る」ですが・・・?

先生:

“赫然入目 hèránrùmù

“突然映入眼里

tūrányìngrùyǎnli”

などと言うな。

“走进农场,‘一言一行,

常思百姓冷暖

的巨幅廉政广告赫然入目。”

を訳してご覧。

弟子:

「農場に足を踏み入れるや否や、

 目に飛び込んで来たのは、大きな

 字で書かれた『常に、皆の暮らしを

 豊かにするためにのみ行動せよ』

 という清廉な政治を標榜したスロー

 ガンであった。」

先生:

ところで、

「二階の女に気がある」

って、何ていう「字」?

弟子:

「櫻」

先生:

コラ!

人をおちょくるな!

2009年11月24日 (火)

面倒くさい

弟子:

今度は、「生きることが面倒くさいと思うように

なったのは、いくつの時だっただろうか?」の

「面倒くさい」「面倒」「かったるい」「おっくう」

ですが・・・?

先生:

“很麻烦 hěnmáfan

“懒得···lǎnde···

などと言うな。

“有的彩民懒得核对号码,

直接把彩票交给销售员,

‘过机验奖。”

を訳してご覧。

弟子:

「宝くじ愛好家の一部の者は、番号を照合

 するのが面倒だと、くじ券を販売員に渡し、

 『機械』で調べてもらっている。」

先生:

「生きるのが面倒くさくなる」というのが、わし

には、ピンと来ないな。

弟子:

でしたら、「江戸川乱歩」の小説を読んでみて

ください。

この小説家自身がそうだったのか、その時

代の風潮だったのか、そういう人が結構登

場するんですよ。

「犯罪」の動機が、それだったりするんです

よ。

先生:

なるほど。

で、どういった「犯罪」が、一番気を紛らわ

してくれるのかな?

弟子:

「スリルに満ちた完全犯罪」だったですか

ね?

先生:

君の場合は、どうかね?

弟子:

そうですね、私の場合は、「誰もやったことが

ない犯罪」ですね?

先生:

どんな?

弟子:

「小説にしたくなるような犯罪」

ですね。

先生:

???

君も、相当、「生きることが面倒くさい」と

感じているようだな。

2009年5月 9日 (土)

目くじらを立てる

先生:

何で、そんなに、難しい顔をしているんだい?

何か、気に食わないことがあるのかい?

弟子:

はい、息子の態度が、許せないんです。

先生:

まあ、そんなに、「目くじらを立てていたら」、体が

持たないよ。

弟子:

それなんです。

うちの息子の口癖が、

「おやじ、いちいち、目くじらを立てないでよ」

なんですよ。

むかつきます。

先生:

どちらが、親か分からないな、君のところは。

弟子:

ところで、この、「目くじらを立てる」は、どう言いますか?

先生:

“找碴 zhǎochá”

“找碴儿 zhǎochár

“不称心 bùchènxīn

“看不顺眼 kànbushùnyǎn

“吹毛求疵 chuīmáoqiúcī”

“斤斤计较 jīnjīnjìjiào

“横挑鼻子竖挑眼 héngtiāobízishùtiāoyǎn

弟子:

ちょっと、失礼。

“吹毛求疵 chuīmáoqiúcī”

 『中日大辞典』  毛を吹き分けて疵を求める

            <喩>ことさらに他人の欠点を詮議

                 だてする、あらを探す

 『中日辞典』    <成>毛を吹いて疵を求める、

                 重箱の隅をほじくる、

                 あらさがしをする

 『中国語辞典』   <成>(毛を吹いて傷を探す→)

                 あれこれ口やかましくあげつらう、

                 揚げ足を取る、粗捜しをする

 『50+630』    なし

先生:

で、君は、息子さんに、どんな注文を付けているんだい?

弟子:

「味噌汁に、チョコレートを入れるのを、やめろ」って、

言っているだけです。

どうかしてますよね?

先生:

おッ、それは、面白そうだな。

やってみよう。

弟子:

????????

2009年3月 3日 (火)

目を見張らせる

弟子:

先生が、私を鼓舞激励する時、しばしば使われる

「人に目を見張らせるような活躍・・・」の「目を見張

らせる」ですが・・・?

先生:

“令人瞠目 lìngrénchēngmù”

と言うよ。

弟子:

この形、多いですね。

例えば、

“令人生气”

“令人满意

“令人失望”

“令人兴奋”

“令人深思”

先生:

そうだな、まとめて覚えてしまえば、いいだろう。

じゃが、

“令人发指”

“令人喷饭”

されないように、気を付けなさいよ。

2009年1月17日 (土)

目は口ほどにものを言う

弟子:

こんどは、「眼は口ほどにものを言う」ですが・・・。

先生:

“眼为心声 yǎnwéixīnshēng

“眼睛是心灵的窗户

yǎnjingshìxīnlíngdechuānghu

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“心声 xīnshēng

 『中日大辞典』 心の声 

 『中日辞典』   心の声

 『中国語辞典』 (書き言葉に用い)内心から発する声、

                      心の声

“言为心声 yánwéixīnshēng

というのも載ってますね。

先生:

「目」、「口」、「表情」、「言葉」、「叫び声」、・・・、「身振り」、

「手振り」、・・・・「歯ぎしり」・・・等、皆、「心の声」になるん

じゃないかな?

弟子:

「歯ぎしり」もですか?

先生:

そうじゃよ。

「歯ぎしり」の強度と回数から、「心の状態」が分かるのさ。

弟子:

????

 

 

2008年10月20日 (月)

芽のうちに摘む

弟子:

先生、ところで、被害が広がる前に、「拡大を

防ぐ」という言い方はないでしょうか?

先生:

あるよ、あるよ。

“防微杜渐 fángwēidùjiàn

と言うよ。

弟子:

 『中日大辞典』 <成>悪いことがまだ軽微であるうちに

               手当てをして、それが漸次拡大する

               ことを防止する

 『中日辞典』   <成>(間違いや悪事を)小さいうちに絶つ、

                未然に防ぐ

 『中国語辞典』  <成>(悪い事物が芽生えた時に防ぎ、始ま

                 ったばかりの時に制止する→)

                 災いは二葉のうちに摘み取る

 『50+630』   ひどくなる前に芽を摘む、未然に防ぐ

先生:

日本語は、「芽を摘み取る」か。

なかなか洒落た言い方じゃの。

弟子:

中国語も、じっと見ていると意味がジワっと分かって

来ますね。

この言葉は、私でもすぐに使えそうです。

2008年6月 4日 (水)

メンツ

弟子:

今回、中国側が日本の救助隊の受け入れを

躊躇した理由は何なんですか?

先生:

わしも部外者だから、正確なところは分かりかね

るが、政府の、いや、軍部のメンツが主な原因だ

ったんじゃないかな?

弟子:

“面子 miànzi

ですか?

先生:

そうだよ。

日中これほど似ている言葉も少ないのじゃない

かな?

弟子:

なんだかすっきりしませんね。

というか、「そんな理由ありかよ?」って感じも

しますね。

先生:

「岡目八目」、我々を少し離れた所からみている

オーストラリアの人達は、かなり、こういった面を

つぶさに観察しているね。

ハリー・アーウィンという人が『異文化理解の

コミュニケーション アジアとの対話』という著書

の中で、「メンツ」に関して大変参考になる分析を

紹介している。

 「アジアの多くのところで共通にみられる体面を

  高めたいという願望は、文化的集合主義から

  説明される。・・・集団内での権力と地位は尊敬

  と賞賛に依存しており、それは逆に体面を築き

  上げることから作られる。・・・」

弟子:

なるほど、そうであれば、「メンツ」に関わる事柄は、

常にゆゆしき問題なんですね。

軽く考えては、いけないんですね。

先生:

そうじゃよ。

今回、この面でも、大きな一歩を踏み出したと言え

るだろうな。

弟子:

どちらがですか?

先生:

どちらもだよ。

日本側も、今回、かなり粘り強く説得しだろう?

「いいよ、勝手にしろよ!」と、突き放さなかった

じゃないか。

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