カテゴリー「む」の記事

2009年8月13日 (木)

無味乾燥

弟子:

今度は、「役所の文書だから仕方ないけれど、

まるで砂を噛むように、無味乾燥な文章の寄

せ集めだね」の「無味乾燥」ですが・・・?

先生:

「砂を噛む」って、噛んだことあるの?

結構、いけるぜよ。

弟子:

それは、汚染された砂浜の砂の場合ですよ。

先生:

“干巴巴的 gānbābāde”

“干燥无味 gānzàowúwèi

などと言うよ。

弟子:

ちょっと、失礼。

“干巴巴 gānbābā

 『中日大辞典』    ①水気がなくかさかさと、

             こちこちに干からびた

            ②そっけなく、

              手持ぶさたな

            ③無味乾燥である、

             単調である、

             無趣味である 

 『中日辞典』   ①乾ききった、かさかさした、

             ひからびた

            ②(文章などが)無味乾燥である、 

             味がない

 『中国語辞典』  ①(乾燥して)ひどく干からびている、

             からからである、かちんかちんである

           ②(顔・肢体に肉づきがなく)やせこけている

           ③(言語・文章などが)味けがない、

             無味乾燥である

 『50+630』  なし

先生:

では、君の基準によれば、次のどちらが、より「無味乾燥」

かな?

 A:その土地は、塩分が濃く、なおかつ、からからに

   乾いていた。

 B:その土地は、無臭無味で、なおかつ、昨夜の雨で

   ぬかっていた。

弟子:

A:塩味乾燥

B:無味湿潤

う~~~~~~ん、止めてください、このような

「無味乾燥」なクイズは。

先生:

そう ??

2009年8月 2日 (日)

むさぼるように

弟子:

今度は、「やっと黒魔術の本が手に入ったので、

むさぼるように読みました」の「むさぼるように」

ですが・・・?

先生:

“如饥似渴地 rújīsìkěde”

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“如饥似渴 rújīsìkě

 『中日大辞典』   <成>むさぼるように、渇望するさま  

 『中日辞典』   <成>餓えるがごとく渇くがごとし、

                渇望するさま

 『中国語辞典』  <成>(まるで腹をすかせ喉をからか

                らにしているかのようである→)

                飽くことなく求める、むさぼり求める

 『50+630』  なし

先生:

で、むさぼるようにして読んだ結果、何が分かったかね?

テストしてやろう。

以下につき、各10字以内でまとめよ。

①「黒魔術」と「白魔術」の違い

②「黒魔術」と「呪術」の違い

③「黒魔術」と「オカルト」の違い

弟子:

10字ですか?

①色が違う。

②3文字と2文字

③漢字とカタカナ語

先生:

やっぱりな。

むさぼるように、眠っていたんじゃろうが。

正解を教えてやろう。

①対概念

②黒魔術=黒呪術

③オカルト>黒魔術

弟子:

?????????

2009年7月11日 (土)

無定見

弟子:

今度は、「支持政党がないなんて、普通選挙を実施して

いる国に住みながら、もったいないぜ。君には、自分の

意見がないのか」の「無定見」「自己主張がない」「付和

雷同」「猿まね」・・・ですが?

先生:

手厳しいな。

“无主见 wúzhǔjiàn

“毫无主见 háowǔzzhǔjiàn

“缺乏主张 quēfázhǔzhāng

“人云亦云 rényúnyìyún

“随声随和 suíshēngsuíhé”

“亦步亦趋 yìbùyìqū”

“依样画葫芦 yīyànghuàhúlu

などと言うな。

弟子:

目移りがしますね。

ちょっと、失礼。

“亦步亦趋 yìbùyìqū”

 『中日大辞典』  <成>人が歩けば歩き、人が走れば

                走る、

                まねて行動する、

                追随する

 『中日辞典』   <成>師匠が歩けば弟子も歩き、師匠が

                走れば、弟子も走る、

                何もかも人に同調して機嫌をとる

                こと

 『中国語辞典』  <成>(人が歩けば、自分も歩き、人が

                 走れば自分も走る→)(しっかり

                 した主張がなく、人の機嫌を取る

                 ために)どんな事も人のまねをし

                 人に追従する

 『50+630』    なし

先生、人は、私が、「無定見」で、「付和雷同」だとそしる

かも知れませんが、そんな声には耳を貸さず、先生の

まねをして、どこまでもついて行きたいと思います。

先生:

こそばゆいことを言ってくれるじゃないか。

だが、いくら付いて来ても、「墓場」までは無理じゃからな。

弟子:

いえ、お墓も、ご一緒にお願いいたします。

先生:

亡妻もいるんだぜよ。

弟子:

構いません。

「川」の字の、真中に、寝させていただきますので。

先生:

結構、自分の意見、持っているじゃないか。

2009年7月 3日 (金)

むかっとする

弟子:

今度は、「あまりにも無神経なことを言うので、つい

むかっとなって、すねを蹴飛ばしてやりましたよ」の

「腹が立つ」「むかっとなる」ですが・・・?

先生:

“生气 shēngqì

“冒火 màohuǒ”

“怄气 òuqì

“发脾气 fāpíqi”

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“怄气 òuqì”

 『中日大辞典』  むしゃくしゃする

 『中日辞典』   腹が立つ、むしゃくしゃする

 『中国語辞典』  腹を立てる、むかっとする、しゃくにさわる

先生:

君は、腹が立った時、どうする?

弟子:

「腹を横倒しに」しますが・・・。

先生:

つまり、寝転がるということかな?

弟子:

そうです。

いえ、嘘です。

からかって、すみません。

「怒り止め」を服用します。

先生:

「怒り止め」?

そんな便利なものがあるのかね?

弟子:

ありますよ。

『するが堪忍』と書かれたお札です。

先生:

????????

2009年5月18日 (月)

蒸し暑い

弟子:

今日は、「蒸し暑いですね」。

どう言いますか?

先生:

闷热 mēnrè

じゃよ。

こちらの

は、

mēn

と発音するんだよ。

弟子:

分かりました。

中国では、

“重庆”

“武汉”

“南京”

などが、蒸し暑いそうですね。

先生:

昔は、この3つの都市を、

“三大火炉”

と呼びならわしたものだが、

今は、この3つの都市共、この「称号」を拒絶

しているそうだから、この話題は控えた方が

良さそうだよ。

弟子:

承知しました。

日本も、「蒸し暑い気候」の土地柄ですから、余り

偉そうなことは言えませんよね。

2008年12月16日 (火)

むかつく

弟子:

先生、「むかつく」「ぞっとする」「気持ち悪い」「きもい」

「ウザイ」・・・は、どう言いますか?

先生:

代表選手は、

“恶心 ěxīn

じゃ。

 『中日大辞典』  ①悪心(胸のむかつき)

             ②むかつく

            ③<転>いやな気持になる、

                  がっかりする

 『中日辞典』    ①吐き気を催す、むかつく

             ②(我慢できねほど)いやらしい、

              ぞっとする

 『中国語辞典』   ①胸がむかつく、吐き気がする

             ②(比喩的に)嫌気がする、むかむかする、

               虫酸が走る

             ③(常に‘人’を目的語として)嫌気を起こ

                                 させる、

               むかむかさせる

なるほど、確かに代表選手の風格を感じさせますね。

先生:

君は、どんな時、「虫酸が走る」かね?

弟子:

あー、酢酸を飲んだ時ですよ。

先生:

??????

 

2008年12月12日 (金)

昔のことを蒸し返す

弟子:

日本語では、「昔のことを蒸し返す」と言いますが、

中国語では?

先生:

「蒸しパン」のように「蒸し返す」訳か?

弟子:

「蒸しパン」は、別に「蒸し返す」訳ではありませんよ。

それは、ともかく・・・・。

先生:

君の好きな四字熟語じゃよ。

“旧事重提 jiùshìchóngtí”

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  <成>古い事柄(不愉快なこと)

                を蒸し返す

 『中日辞典』     なし

 『中国語辞典』    昔の出来事をまた持ち出す

 『50+630』   なし

人間は、一体、「楽しい思い出」と「不愉快な思い出」

と、どちらをより多く覚えているものなのでしょうか?

半々くらいですかね?

先生:

わし位の年になると、「全ては、無色透明の思い出」

になってしまうものじゃよ。

「亡くなったカミさんの顔」も、「敵の兵士の顔」

も、すべて。

2008年12月 4日 (木)

胸のつかえがとれる

弟子:

「あー、やっと胸のつかえが取れました。これで、

今夜は高枕で眠れます」の「胸のつかえがとれる」

すが、どう言いますか?

先生:

どんぴしゃのがあるよ。

“心里的石头终于落了地

xīnlideshítouzhōngyúluòledì

じゃよ。

どうだい?

弟子:

素晴らしい!

中国人にとっては、「つかえ」=「石」なんですね。

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』    “心里好象一块石头落了地”

               心配事がなくなった

 『中日辞典』        “心里好像一块石头落了地”

                            こころのおもしが取れたようだ

  『中国語辞典』      “心里好像一块石头落了地”

                           (心の中は重しが落ちたかのようである

             →)肩の荷が下りて心中ほっとする

『50+630』    なし

で、先生は、こういった経験をお持ちですか?

先生:

もちろん、あるなんてもんじゃないよ。

ゴマンとあるよ。

弟子:

例えば?

先生:

わしの論文が盗用ではないと判明した時、

借金をしていた銀行が倒産した時、

ガールフレンドが妊娠していないと判明した時、

カミさんが、わしの浮気を「水に流すわよ」と

言ってくれた時。

弟子:

先生、最後のは、油断禁物ですよ。

忘れっこないですからね、この手の悔しい思いは。

2008年10月28日 (火)

虫の居所が悪い

弟子:

先生、何だか、イライラされていませんか?

「虫の居所が悪そう」ですね?

先生:

わしゃ、虫なんか飼っていないぞ。

弟子:

すみません、説明不足で。

「心身が、怒りっぽい状態になっている」ってことです。

先生:

だったら、

“搭错神经 dācuòshénjīng

“情绪不好 qíngxùbùhǎo

と言うな。

それにしても、君達は変わっているね。

体の中に虫が住み着いていて、それが、気分を

左右するとは・・・。

弟子:

そうですね、少し変わっていますかね?

先生、これが、私の今日の虫の状態です。

先生:

やめてくれー。

見たくないよー。

2008年8月19日 (火)

向かうところ敵なし

弟子:

「破竹の勢い」とよく一緒に使われるのが、

「向かうところ敵なし」ですが、どう言いますか?

先生:

“无往不胜 wúwǎngbùshèng”

“所向披靡 suǒxiàngpīmǐ”

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“所向披靡 suǒxiàngpīmǐ”

 『中日大辞典』  (風が向かうところは草木なびく→)力の及ぶ

            ところすべての障害が排除される  

 『中日辞典』   <成>向かうところすべてなびく、

                力の及ぶところすべての障害が除かれる

 『中国語辞典』  (軍隊などが)向かうところあらゆる障害が

            一掃される、

            向かうところ草木なし

 『50+630』   なし

“披靡 pīmǐ”

の意味が、漢字圏の日本人にも分かりずらいですね。

「草木が風になびく」「軍隊が敗走する」って意味みたい

ですね。

先生:

確かに、この手の言葉は、中国人にも難しいよ。

“所向无敌 suǒxiàngwúdí”

の方が、分かりやすいな。

2008年2月 6日 (水)

無邪気な心

先生:

君が提案した“同性恋俱乐部” の「新しい皮衣」だけれど、

“童心俱乐部” というのは、いいところ突いているけど、

ちょっと難点があるな。

弟子:

そうですか?

ちょっと、失礼。“童心 tóngxīn ”

  『中日大辞典』   子供心、無邪気な心

  『中日辞典』     童心、子供心

  『中国語辞典』   童心、子供心

なるほど、日本語とほぼ同じですね。

先生:

“赤子之心 chìzhǐzhīxīn

とほぼ同じ意味だよ。

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  天真純潔な心

 『中日辞典』   (赤ん坊のように)純真な心

 『中国語辞典』  なし

では、“赤子之心俱乐部”ってのは、いかがでしょうか?

先生:

それが、ちょっと controversial  なんじゃよ。

弟子:

なんだ、先生、英語ご存知じゃないですか?

先生:

この位の簡単な単語は知っているつもりだよ。

で、なぜかと言えば、こういう体質を持った人が、皆

“赤子之心” を持っているとは断定できないから

だよ。

弟子:

そうでしょうか?

私は、こういう体質の方達は、純粋な心を持った人

が多いと推測しますが・・・・。

先生:

いや、そうとばかりは言えないね。

心と体は、別物だよ。

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