弟子:
先生、他に気になる言葉と言えば、
“中日友好 zhōngrìyǒuhǎo”
があります。
先生:
き、き、君。
不謹慎な。
一衣帯水の隣国同士の中国と日本及びそこに
居住する中国人民と日本人民がいったん粉々に
砕けた岩がまた固まり苔が生えるまで子子孫孫
にわたり友好関係を築くということのどこが悪い
んじゃ?
弟子:
決して悪いなどとは申し上げておりません。
ただ、この言葉、重すぎません?
普通に「仲良くしましょ」って言いたい時、なぜか
相手が中国だと、
「日中友好」
って言わなくちゃいけない気がするんですが、
他の国同様に、「日中親善」などともう少し
軽い言葉で表現できないのでしょうか?
先生:
今、何て言った?
「親善」?
久しぶりに聞いたよ。
いやな響きだ。
もう二度と聞きたくない言葉だからな。
弟子:
先生、どうしてですか?
先生:
君達の先輩が、「日中親善」という錦の御旗を掲げて
凱旋して来たんだよ、我が故郷に。
「今日から俺が統治者だ」と言ってくれた方が、どれだ
けすっきりしたことか。
美しい言葉で、本質を覆い隠そうとしたんだよ。
弟子:
そうだったんですか?
それで、今では、「日中友好」なんですね。
先生:
中国語では、どこの国とも、
“友好”
って言っているんだから、日本語そうすればいいんだよ。
例えば、
「日本ージンバブエ親善サッカー試合」
は
「日本ージンバブエ友好サッカー試合」
にすればいいんだよ。
弟子:
なるほど。
中国語を全面的に採用しろって訳なんですね?
先生:
そう、この言葉になってから、お互いの軍人が相手の
国民を射殺したことが一度もないんだから、この言葉
の中身を「仲良くする」「うまく付き合って行く」「真の交流
をする」「ウィンウィンの関係に持って行く」に変えて行け
ばいいんだよ。
弟子:
先生、なかなか説得力ありますね。