弟子:
先生、今度は、「今期は苦しいので、来期の利益を先食いする」
の「先食いする」ですが・・・?
ピッタリの言葉が、ありますか?
先生:
そういう粉飾決算をやっちゃダメだよ。
苦しい時こそ、経営者は、節操を持って事に
当たるべきだよ。
弟子:
分かりますよ、おっしゃられることは。
でも、ギリギリ法律に違反しない範囲でやれば
問題ないでしょう?
先生:
まー、そうじゃが・・・。
実は、ピッタンコの言い方があるんじゃよ。
“寅吃卯粮 yínchīmǎoliáng”
と言うよ。
弟子:
不思議な漢字の組み合わせですね。
ちょっと、失礼。
『中日大辞典』 <成>前借りして食いつないでゆく
『中日辞典』 <成>寅の年に卯の年の米を食べる。
収入が支出に追いつかず、前借りを
して暮らしをつなぐたとえ。
『中国語辞典』 <成>(寅の年に卯の年の食料をたべてしまう
→)収入が支出に追いつかず後の収入
を当てにして使い込む、前借りで食いつ
なぐ
『50+630』 なし
先生、国が大きな借金をして、後々の世代にそれを負担させる
というのも、まさに「前借り」と変わらないですよね?
先生:
変わらないどころか、まさに、それじゃよ。
よく、「会社ならとっくに倒産しているはずだ」などと、テレビで
評論家諸氏がのたまっているが、わしは、これは一種の「詭弁」、
「まやかし」だと思うな。
弟子:
どういうことですか?
先生:
「国だから、家庭や会社ができないことができる」ってことを
覆い隠してしまっていると思うんじゃ。
一人位、「国だから、大丈夫です。いざとなったら、国民全員
が何らかの形で負担すればいいんですよ。だから、じゃんじゃ
ん前借りをしましょうよ。後世の人間だって、先祖達が、やむに
やまれず莫大な借金を作ったってことを理解してくれるはずで
すよ」って言う評論家がいても良さそうなものじゃが・・。
弟子:
先生、そんなことを言ったら、「袋叩き」にあいますよ。
「ブログ」だったら、たちまち炎上、1000KMの炎が
上がりますよ。
先生:
そうか、やはり、暴論かな?
そうか、じゃー、わしも、ひ孫に期待せずに、自分の
借金は、自分の代でかたをつけることにしよう。
弟子:
なんだー、よくもそれで、しゃあしゃあと、「天下国家」を
論じられますね。