カテゴリー「か」の記事

2009年11月10日 (火)

感慨

弟子:

今度は、「長年この分野において活躍され

て来られた大御所の感慨を、君はどう聞い

たかな?」の「感慨」「感想」「感じるところ」

ですが・・・?

先生:

“感言

などと言うな。

“听这位记者的感言,

仿佛让人触摸到了一颗

媒体人的良心。”

を訳してご覧。

弟子:

「この記者の感慨深い話を聞いて、

 まさにメディア人の良心の声を聞

 いたような気がしました。」

先生:

人は、常に何かを感じながら生きているよな。

「感慨」とは、そういうものが積み重なったもの

だと思うな。

弟子:

「あー、人生は、・・・・。」

というような人の肺腑から吐き出されたような

言葉って訳ですね。

先生:

君、一つの文章を完結させてから、次の文章へ

とつなげなさいよ。

でないと、「中途半端」、「宙ぶらりん」になって

しまうよ。

弟子:

はい、分かりました。

「あー、人生とは、完結しない文章のような

ものですね!!!!!!」

といった言葉ですよね。

先生:

????

やられた!!!

2009年11月 5日 (木)

賢くなる

弟子:

今度は、「彼は、組織人としてもう少し賢く

なれないものだろうか?」の「賢くなる」

ですが・・・?

先生:

“放聪明 fàngcōngmíng”

などと言うな。

“你放聪明点,

要不然的话,

你就等着死无葬身之地吧!

を訳してご覧。

弟子:

「お前もうちょっと賢くならないと、死んでも

 身の置き場に困るぜ。」

「君、もう少し賢く立ち回れよ。さもないと、

 ろくな死に方をしないことになるよ。」

先生:

「じんかんいたるところせいざんあり。」

って言うだろう?

弟子:

「塵間いたるところ西山あり。」?

先生:

ちがうよ。

「人間いたるところ青山あり。」

じゃよ。

人は、どこでも「死ねる」ということじゃよ。

弟子:

だったら、何も心配はいりませんね?

先生:

だが、「死に方」が、問題なんじゃよ。

「身の置き場のない死に方」って分かるかな?

弟子:

分かりますよ、「地震」で、重なり合って死ぬ

場合でしょ?

先生:

あ~あ。

2009年10月 6日 (火)

会社を辞める

弟子:

今度は、「石の上にも三年って言うだろう。

会社を辞めるのは、この子が16歳になる

まで待ってくれないか」の「会社を辞める」

ですが・・・?

先生:

“辞职 cīzhí”

“走人 zǒurén”

“辞去公司···职务

cíqùgōngsī···zhíwù”

などと言うな。

“试用期内,劳动者可以随时走人吗?”

を訳してご覧。

弟子:

「試用期間内、労働者はいつでも会社を辞めら

れるんですか?」

先生:

この質問に対する答えは?

弟子:

それは、一概には言えませんよ。

例えば、短い間だが面倒を見てくれた上司が、

目の前で涙を流して懇願する場合などは、

決心が鈍りますよ。

先生:

では、上司がうれしそうな顔をしていたら?

弟子:

絶対やめませんよ。

先生:

ということは、辞められるが、辞めないのが、

普通か?

弟子:

ん~~~~~~ん?

2009年9月16日 (水)

カモフラージュする

弟子:

今度は、「おかしいな。これは自殺と見せかけた

殺人じゃないか?うまくカモフラージュしたつもり

だろうが、このポアロの目はごまかせないぞ」の

「カモフラージュする」「・・・と見せかける」ですが

・・・?

先生:

“掩盖真相 yǎngàizhēnxiàng

“明修栈道,暗渡陈仓

míngxiūzhàndào,àndùchéncāng”

などと言うな。

“我们来个明修栈道,暗渡陈仓,

让他诈死吧。

を訳してご覧。

弟子:

「ここは、カモフラージュのために、彼には

 死んだふりをしてもらおうや。」

先生:

今は、「AED」ってのがあるだろう?

「死んだふり」は、難しくなったんと違うか?

弟子:

先生、昔から、難しいことに変わりはありま

せんよ。

2009年9月 9日 (水)

頑固だ

弟子:

今度は、「彼は、頑固だから、その気にさせる

のは難しいぞ」の「頑固だ」ですが・・・?

先生:

“顽固 wángù

“很有原则 hěnyǒuyuánzé”

などと言うな。

“女友很有原则,我拗不过她。

を訳してご覧。

弟子:

「ガールフレンドが頑固で、言うことを聞いて

 くれません。」

「彼女が頑固なもので、手を焼いています。」

先生:

「手を焼く」?

まー、いいか。

だったら、君も、「筋を通す」「原則にこだわる」性格

作りに励むことだな。

2009年8月24日 (月)

かなりの程度

弟子:

今度は、「良い焼き物ができるかどうかは、

かなりの程度、良い土が手に入るかに、

かかっています」の「かなりの程度」ですが

・・・?

先生:

“在很大程度上

zàihěndàchéngdùshàng”

などと言うよ。

弟子:

この手の表現は、かなり「主観的」ですよね?

先生:

そうじゃよ。

弟子:

今、私が先生に、1万円援助して差し上げたとしたら、

多少は、足しになりますか?

先生:

ありがとう。

「かなりの程度」、なるよ。

弟子:

では、100万円では?

先生:

「かなりの程度」、助かるよ。

弟子:

では、1億円では?

先生:

「かなりの程度」、恩に着るよ。

弟子:

だったら、やっぱり、1万円にしておきます。

先生:

???????????

2009年8月 5日 (水)

変わり目

弟子:

今度は、「時代の変わり目には、いろいろなこと

が起きますね。たとえば、空から『オタマジャクシ』

や『めだか』が降ってくるなど怪現象が多い」の

「変わり目」ですが・・・?

先生:

世紀の変わり目   :“世纪之交 shìjìzhījiāo

秋と冬の変わり目  :“秋冬之交 qiūdōngzhījiāo”

三つの県の変わり目:“三县之交 sānxiànzhījiāo”

などと言うよ。

弟子:

“··之交 ··zhījiāo

ということですね。

先生:

そういうことじゃ。

弟子:

一人の人間にも、一つの国にも、人類にも、哺乳類にも、

「変わり目」というものが、あるようですね。

先生:

そうなんじゃが、後になって振り返って初めて、「変わり目」

が分かり、「貴族政治の時代」「武家政治の時代」「立憲君

主制の時代」・・・・などという区分が出来るのであって、そ

の只中にある者には、なかなか分からないというのが実情

なんじゃよな。

弟子:

先生は、ご自身の人生をいくつに分けていらっしゃい

ますか?

参考までに、教えていただけませんか?

先生:

そうじゃな、今までの人生が「幼児期」「少年期」「青年期」

「壮年期」「熟年期」の5つじゃよ。

で、これから、予定しているのが、「初老期」「中老期」

「熟老期」「回春期」「萌期」の5つかな。

弟子:

?????????????

2009年7月29日 (水)

かっとなる

弟子:

今度は、「あの人はかっとなると何をするか分から

ない人だから、気を付けた方がよいですよ」の「かっ

となる」「突然怒り出す」「かっかする」ですが・・・?

先生:

“翻脸 fānliǎn”

“冒火 màohuǒ”

“急眼 jíyǎn”

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“翻脸 fānliǎn”

 『中日大辞典』    そっぽを向く、不快な顔をする、

            がらりと態度を変える、

            仲互いする

 『中日辞典』       がらりと態度を変える、開き直る、

            突然怒り出す

 『中国語辞典』  顔つきをがらりと変える、

            急にそっぽを向く、

            突然仲互いする、

            急に怒りだす

先生:

人間、虫の居所が悪いと、突然怒り出すことは

あるよな。

弟子:

でも、先生が顔色を変えるのを拝見したことござ

いませんよ。

やっぱり、人間ができていらっしゃいますからね。

先生:

ちがう、ちがう。

顔をそむけているだけだよ。

弟子:

あー、そうか。

そう言えば、ほとんど毎日、お顔を、あちらに向けて

いらっしゃいますね。

先生:

毎日????

2009年7月21日 (火)

かんしゃくを起こす

弟子:

今度は、「喜ぶかと思ったら、何と、彼女、かんしゃくを

起こして、我々にあたり散らかしたんですよ」の「かんし

ゃくを起こす」「いきなり怒り出す」ですが・・・?

先生:

“动肝火 dònggānhuǒ”

“发脾气 fāpíqì

“耍脾气 shuǎpíqì

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“耍脾气 shuǎpíqì

  『中日大辞典』  わがままを起こす、短気を起こす   

  『中日辞典』    怒って人に当たり散らす、

             わがままを言ってごねる

  『中国語辞典』  <慣>かんしゃくを起こして当たり

                 散らす、

                 腹を立てて文句を言う

  『50+630』   なし

先生:

喜ぶはずが、怒りだすとは、一体、彼女に向かって、

何を言ったんだい?

弟子:

「まるで、『ストレプトカーパス』のようだ!」

って、ほめたんですよ。

先生:

「ストレプトカーパス」?

そりゃー、君が非常識の一語に尽きるな。

弟子:

どうしてですか?

先生:

この花の花言葉は、「ほら吹き」だぜよ。

弟子:

そうか、しまった。

「ペンステモン」にすべきだった。

先生:

それは、もっと悪いぜよ。

そちらは、「ただれた恋」だぜよ。

2009年7月18日 (土)

からかう

弟子:

今度は、「またー、悪い冗談を。からかわないでちょう

だいよ」の「からかう」ですが・・・?

先生:

どこでの会話かね?

dòu”

shuǎ

嘲弄 cháonòng”

调戏 tiáoxì

开玩笑 kāiwánxiào”

などと言うよ。

弟子:

ちょっと、失礼。

shuǎ

 『中日大辞典』    ①<方>遊ぶ(戯れる)

            ②もてあそぶ、思うままに扱う、操る

            ③道具などを使う、振り回す

            ④ほしいままにふるまう、

             (悪いくせや態度を)あらわにする

            ⑤ばくちをする

 『中日辞典』   ①<方>遊ぶ、たわむれる

            ②振り回す、もてあそぶ、操る

            ③(才能・技能などを)発揮する、

             (悪い癖や態度を)あらわにする

 『中国語辞典』  ①<方>遊ぶ、戯れる、ふざける

            ②(人を)からかう、ばかにする、

              おもちゃにする

            ③<方>(遊びとして刀・棒などを)

              振り回す

            ④(曲芸として皿・大太刀・棒・猿・熊などを)

              使う、操る

            ⑤<貶>(悪い癖・態度や悪巧みを)弄する、

              ほしいままにふるまう

            ⑥<方>ばくちを打つ

先生、この言葉は、意味が変わって来ていますね。

「からかう」になったのは、最近みたいですね。

先生:

全ての言葉は、生きているから、変わるんじゃよ。

ところで、最近、とみに感じるんだが、マスメディア

は、人を「おもちゃ扱い」しているよな。

弟子:

確かに。

人を「おもちゃ」と同一視し、高い所から見ていれば、

「かわいい」んでしょうね。

今日は、こちらの「おもちゃ」が、裸になった。

明日は、あちらの「おもちゃ」が、大麻を所持した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先生:

まー、「女性」を「おもちゃにする」ことに比べれば、

まだましかな。

弟子:

いやー、「男」も「おもちゃになる」んですよ。

うちの奥さん、いつも、私に向かって、「あなたは、

私のおもちゃよ」って、ささやきかけて来ますよ。

先生:

変な趣味?

変態?!

2009年7月16日 (木)

がらりと態度を変える

弟子:

今度は、「それまでニコニコしていたのに、こちらが、

お金の話を出したとたん、がらりと態度が変わり、

まるで人を無視するような態度を取ったんですよ」

の「がらりと態度を変える」「豹変する」ですが・・・?

先生:

翻脸 fānliǎn”

突然改变态度 tūrángǎibiàntàidù

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

翻脸 fānliǎn”

 『中日大辞典』  そっぽを向く、不快な顔をする、

            がらりと態度を変える、

            仲たがいする

 『中日辞典』    がらりと態度を変える、

            開き直る、突然怒り出す

 『中国語辞典』  顔つきをがらりと変える、

            急にそっぽを向く、

            突然仲たがいする、

            急に怒りだす

先生:

で、お金の話だが、「いくら貸してくれ」と言ったん

だい?

弟子:

違いますよ。

こちらから、お金を払うと言ったんですよ。

先生:

何と!

じゃー、嬉しくて、涙を見せたくなかったんじゃ

ないのかな?

弟子:

違いますよ。

先生:

複雑だのお。

「イルカ湾」の「暁剛」のような御仁なのかな、

金に興味のない?

弟子:

違います。

「離婚」に関する話し合いだったんですよ。

先生:

だったら、「ポーズ」だろうな、慰謝料を倍額にさせ

るための。

弟子:

ピンポーン!

2009年7月 5日 (日)

家庭のぬくもり

弟子:

今度は、「政府は、このほど、ひとり者にも、家庭の

ぬくもりを感じてもらえるよう、『家族同居奨励法』

を策定しようとしている」の「家庭のぬくもり」ですが

・・・?

先生:

“家庭温馨 jiātíngwēnxīn

“家庭的温暖 jiātíngdewēnnuǎn

などと言うには、言うが、そんなことまで、政府のお世話に

ならなきゃならないのかね?

弟子:

夫婦「別居」中の私としましては、できれば、政府のお力添え

をいただいて、「同居」を実現したいのでずが・・・。

先生:

だらしないな。

そんなの、首根っこに縄をつけて引っ張ってくれば

いいんじゃよ。

それか、離婚するかじゃ。

弟子:

それが、そうは行かないんですよ。

多額の「借金」をしていますので、離婚するとなったら、

清算しなければならないんですよ。

夫婦間でも、「借金」は、「借金」ですから。

先生:

なんともかんとも、「ぬくもり」が少しも感じられない、

うすら寒い話じゃのう。

2009年7月 2日 (木)

貫禄がある

弟子:

今度は、「ますます院長の貫禄が出てきましたね」の

「貫禄がある」ですが・・・?

先生:

“有···的架势 yǒu···dejiàshi

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“架势 jiàshi

 『中日大辞典』  形、格好、外見、見栄、しな

 『中日辞典』   <口>姿勢、ポーズ、構え

 『中国語辞典』  ①(・・・しようとする)姿勢、身構え

             ②もったいぶった様子、傲慢な態度、

             偉そうな格好

            ③(事物の変化する)様子、形勢

先生、どうやったら、「貫禄」が付けられるのでしょうか?

先生:

それは、職業や地位によって違うだろう。

例を挙げてごらん。

弟子:

例えば、「脱獄王」。

先生:

そりゃー、「実績」が全てだな。

弟子:

例えば、「画家」。

先生:

そりゃー、「無駄にした絵の具の量」じゃろ。

弟子:

例えば、「教祖様」。

先生:

そりゃー、「オーラの量」。

弟子:

で、その「オーラの量」を増やすには、どうすれば、

良いのでしょうか?

先生:

「貫禄」を付けることじゃよ。

弟子:

?????????????

2009年6月29日 (月)

買わない

弟子:

今度は、「彼女自身は、自分の才能を自慢しているけど、

誰も認めてないよ」の「認めない」、「受け入れない」、

「買わない」ですが・・・・?

先生:

不承认 bùchéngrèn”

“不买账 bùmǎizhàng

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“买账 mǎizhàng

 『中日大辞典』 “买帐 mǎizhàng

           恩に着る、相手に心服する、

           相手に頭を下げる、顔を立てる

           (多く打ち消しに用いそしる意を

            含む)

 『中日辞典』      “买帐 mǎizhàng

              相手の好意や才能を認める、買う

                           →否定文に用いることが多い   

 『中国語辞典』 (多く否定文に用い)相手の長所・力量を

           認める、買う

先生:

日本語でも、「買う」「買わない」って言うんだな。

弟子:

そうなんですよ。

先生:

で、冒頭の彼女の才能って、どんな才能かな?

弟子:

ちょっと変わった才能ですよ。

「心霊写真の真偽を見分ける」才能です。

先生:

なんで、そんなことができるんじゃい?

弟子:

それは、彼女の卒論テーマが、「心霊写真と手ブレ

写真の本質的差異の鑑別方法に起因する諸問題

に関わる一試論的考察」だからです。

先生:

う~~~~~ん。

2009年6月10日 (水)

格が違う

弟子:

今度は、「彼はメージャー中のメージャーだぜ。悪いけど、

君とは、全然、格が違うよ。君より、ずっと上だぜ」の

「格が違う」、「階級が違うよ」ですが・・・?

先生:

“不是一个级别的 bùshìyīgejíbiéde

などと言えばよかろう。

弟子:

では、

「君の方が、数段、格下だよ」の「数段、格下だよ」

は、どう言いますか?

先生:

“差了几个数量级 chàlejǐgeshùliàngjí”

と言えば、よかろう。

弟子:

「ボクシング」や、「柔道」や、「テコンドー」などでも使えそうです

ね。

先生:

元々、そちら系の言葉じゃろう。

ところで、君は、こう言われたことは、あるかね?

弟子:

言われっぱなしですよ。

カミサンから、「あの仙人面したおじいさんに比べた

ら、あなたなんか、はるかに格下よ」って。

先生:

おッ、わしが褒められた訳か?

弟子:

どうですかね?

前半が、こうなっていますからね、

「人をだますことにおいては、・・・」

先生:

ぎゃふん!!!

2009年6月 7日 (日)

かさに着て

弟子:

今度は、「マーケットシェアが断トツであることを、

かさに着て、破格の値下げ攻勢をかける」の

「かさに着て」「・・・を頼んで」ですが・・・?

先生:

あー、

“挟··· xié···

“挟···的地位

xié···dedìwèi”

“挟···,而···

xié···,ér···”

という文型が良くつかわれるよ。

それから、

“挟长挟贵 xiézhǎngxiéguì”

という熟語もあるな。

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  “挟长

            自分が年上であるのをかさに

            着た態度をする

 『中日辞典』    なし

 『中国語辞典』  “不挟长,不挟贵”

            年長であることを鼻にかけず、富貴

            であることを笠に着ない

 『50+630』   なし

「年長であることも、富貴であることも、鼻にかけない」

というのは、なかなかできないことではないでしょうか?

先生:

そうじゃよ。

わしなんかも、まさに、その修業を、毎日行っているん

じゃが、なかなか・・・。

弟子:

それは、「若い者」が、だらしないからでしょう。

先生:

そうなんじゃ。

最近の「若い者」ときたら、年長者の言うことを、

「馬耳東風」と聞き流しているばかりで、まったく、

性根を入れ替えてやらねば・・・。

弟子:

そういう風に、どうしても、「年長風」を吹かせて

しまうのですね。

でも、先生より、年上の人は、地球上に、数人しかいない

のですから、仕方ないですよ。

先生:

その代り、「富貴」の方は、さっぱりじゃよ。

6,700,000,000番目位かな、

わしは?

弟子:

???

2009年6月 3日 (水)

空手形

弟子:

先生、今度は、「空手形」「空手形を切る」ですが

・・・?

先生:

””

“空话 kōnghuà”

“空头支票 kōngtouzhīpiào

“开空头支票 kāikōngtouzhīpiào

などと言うな。

弟子:

一般的に言って、政府が「空手形を切る」ことはあり

ますか?

先生:

もちろんどころか、しょっちゅうだよ。

弟子:

例えば?

先生:

「3年以内に国の借金を全額返済する。」

「10年以内に、所得を倍増させる。」

「4年以内に消費税を・・・。」等等

じゃよ。

弟子:

今時、「所得倍増」などと「絵空事」を信じる国民も

いないでしょう?

国の借金も増え続けてますね、ほとんどの国で。

先生:

アメリカで、1835年1月8日に、第7代大統領の

アンドリュー・ジャクソン氏が、国の借金をゼロに

したことがあるそうだよ。

信じがたいことだよな。

弟子:

信じ難く古い話ですね。

先生:

わしも、ひとつ、やってみよう。

「君の所得を、5年後に、100倍にして見せよう。」

弟子:

どうやって?

先生:

「空手形を切ってさ。」

弟子:

??????????????

2009年5月28日 (木)

灰燼に帰す

弟子:

今度は、「いままで営々として築き上げて来た城郭が、

一夜にして、灰燼に帰してしまった」の「灰燼に帰す」

ですが・・・?

先生:

「怪人にキス」?

「いたずらなキッス」なら、分かるが・・・。

弟子:

そんな、先生の「名声」が、「灰燼に帰し」てしまうよ

うな、冗談はやめてくださいよ。

先生:

“化为灰烬 huàwéihuījìn

“化成灰烬 huàchénghuījìn

“化为乌有 huàwéiwūyǒu

などと言うはずじゃ。

弟子:

ちょっと、失礼。

“化为乌有 huàwéiwūyǒu

 『中日大辞典』    すっからかんになる、

           (火事で)丸焼けになる

 『中日辞典』   <成>烏有に帰す、

                すっかりなくなる

 『中国語辞典』  “一切化为乌有”

            (すべてが烏有に帰した→)

            なにもかもなくなった

 『50+630』   なし

先生は、この言葉から、何を連想されますか?

先生:

「戦争」、「地震」、「洪水」、「津波」、「火事」、

「隕石衝突」、「死」、「侵略」、・・・・「よけいな一言」

弟子:

「よけいな一言」?

どんな?

先生:

「別に、構わないよ。もともと期待していないから。」

「別に、無理しなくていいよ。どうせ、君には無理な

 んだから。」

「別に、どっちだっていいよ。代わりはいくらでも見

 つかるから。」

・・・・・・・・・・・・・・

弟子:

「先生、どうせ、中国語なんか真面目にやっても、

 無駄ですよね?

 英語さえできれば、いいんですよね?」

先生:

『 招くぞ灰燼、 その一言が! 』

2009年4月12日 (日)

過保護

弟子:

先生、「うちの娘は、過保護だったせいか、料理一つ

できないんです」の「過保護」ですが・・・?

先生:

まったく、「過保護」が余りにも目立つな。

庶民が、「過保護」と「過食」になり始めたのは、たった、

50年ほど前なんじゃが、その広がり方は、驚くほど速

いな。

弟子:

まさに、今のような「氷河期」においては、家族が助け合

って生きて行くしかないのに、これでは、娘が将来我々を

養ってくれるかどうか、心配でなりません。

先生:

それは、また、「親の身勝手」というものじゃよ。

まー、それは、ともかく、

“太过保护 tàiguòbǎohù”

と言うよ。

弟子:

日本語とほとんど同じですね。

先生:

ところで、君のところのお嬢さんは、いくつだったかな?

弟子:

はい、4歳です。

先生:

4歳?

それで、料理を?

そりゃ、君、

“揠苗助长 yàmiáozhùzhǎng

じゃよ。

弟子:

???????????????

2009年3月21日 (土)

過激分子

弟子:

今度は、「過激分子」ですが・・・?

先生:

あー、

“过激分子 guòjīfènzi

“极端分子 jíduānfènzi

などと言うな。

弟子:

日本語では、「極端分子」とは、言いませんね。

「極右」「極左」とは、言いますが。

先生:

中国語でも、

“极右 jíyòu

“极左 jízuǒ”

などと言うよ。

弟子:

先生、私は時々、どちらが「右」で、どちらが「左」

か分からなくなることがあります。

また、私自身が、どちらに属するのか、分からなく

なることがあります。

先生:

君、だったら、教えてあげよう。

君の場合、「えくぼ」のあるのが「右」側だよ。

次に、君の思想だが、よく言えば、「中道」、悪く言えば、

「日和見主義」だってことだよ。

自分が、「ジャコバン党」か、「ジロンド党」かを忘れてし

まうような輩は、「右」と呼ばれる資格も、「左」と呼ばれ

る資格もないんだよ。

従って、「ギロチン」にかけられる値打もないのさ。

弟子:

???????????????

2009年3月20日 (金)

過激な発言

弟子:

今度は、少し過激に、「過激な発言」「過激な言辞」

・・・ですが?

先生:

“过激发言 guòjīfāyán

“过于刺激的用词

guòyúcìjīdeyòngcí”

などと言えば、よかろう。

弟子:

一般的に言って、「神」をめぐっての発言は、

過激に流れがちですよね?

先生:

そんなことはないよ。

この世の森羅万象をめぐっての発言全てが

過激になり得るんだよ。

弟子:

例えば?

先生:

「日本語は、間もなく、滅びる!」

弟子:

過激ですか?

「英語」に、まもなくやられてしまうんじゃないですか?

先生:

そうか、「日本人がそんなに簡単に、地上から滅びる」

と思うのかい?

わしゃ、信じないね。

そんなに、「やわ」じゃないだろう、君達は。

2009年2月20日 (金)

金使いが荒い

弟子:

今度は、「金使いが荒い」ですが・・・?

先生:

“大手大脚 dàshǒudàjiǎo

“挥金如土 huījīnrútǔ”

“花钱如流水 huāqiánrúliúshuǐ”

などと言うな。

“大手大脚 dàshǒudàjiǎo

は、「気前よく派手に使う」っていうニュアンスがあり、

“挥金如土 huījīnrútǔ”

“花钱如流水 huāqiánrúliúshuǐ”

は、どちらも、「湯水のごとく金を使う」っていう感じだな。

弟子:

日本語の「湯水」というのは、考えてみれば、面白い表現

ですね。

「冷水」でも、「清水」でも、「濁水」でも、「渓流」でも、

「井戸水」でも、「イオン水」でもないんですね。

先生:

案外、中国語の

“开水”

から、来たんじゃないのかな?

弟子:

????????????

2009年2月 8日 (日)

殻に閉じこもる

弟子:

今度は、「自分の殻に閉じこもる」「自分で枠を決めて、

そこから外に出ない」ですが・・・?

先生:

“固步自封 gùbùzìfēng

“不敢越雷池一步

 

  bùgǎnyùléichíyībù”

などという言い方があるな。

弟子:

どちらも聞いたことないですね。

ちょっと、失礼。

“固步自封 gùbùzìfēng

 『中日大辞典』  <成>古いしきたりに閉じこもって

               進歩を求めようとしない

 『中日辞典』  <成>古い殻にとじこもって進取の

               精神がないこと、

               保守的で新しいものを受け

               入れようとしない

 『中国語辞典』 <成>現状に安んじて進歩しようと

               しない、

               元の殻に閉じこもる

 『50+630』  なし

“不敢越雷池一步 

  bùgǎnyùléichíyībù”

 『中日大辞典』 <喩>限界を一歩も越えようとしない

 『中日辞典』  一定の範囲を越えようとしないたとえ

 『中国語辞典』 <成>一定の枠から出ようとしない

 『50+630』  なし

先生:

わしは、昔の「しきたり」「伝統」や、自分固有の「やり方」

を守ることも、時として、大切だと思うが、君は、どうかね?

弟子:

私は、こう考えます。

「自分の枠を一歩も出てみないで、ただひたすら、自分の

 やり方が正しいと信じ込んでしまうのは良くないと思いま

 す。」

先生:

なるほど、「耳たぶが柔らかい」君らしい考え方だね。

ところで、例の詩は暗誦できたかね?

弟子:

出来たには出来たのですが、先生の決められた、

「47秒+ー1秒」に収められたかどうか、自信ありません。

先生:

そりゃ、ダメだ。

この詩は、2000年前から、この速さで読まなければいけ

ないと決められているんだからな。

「新しい試み」などと、生意気なことを言わず、さー、練習、

練習!

弟子:

(まったく、先生の「殻の厚さ」も、相当なもんだな・・・。)

先生:

何か、ほざいたかな?

2009年1月20日 (火)

語るに落ちる

先生:

君が先ほどのたまわった「語るに落ちる」というのは、

何じゃね?

落語かね?

弟子:

あー、「つい、白状してしまった」ってことです。

先生:

だったら、

“不打自招 bùdǎzìzhāo

だな。

弟子:

 『中日大辞典』 拷問にかけられなくとも自分から白状する、

           問うに落ちず語るに落ちる

 『中日辞典』  <成>打たれもしないのに自分から白状

               する、

               語るに落ちる、

               なにげなく話しているうちに真実を

               漏らしてしまう

 『中国語辞典』 <成>(打たないのに自分から白状する

                →)何気なく話しているうちにうっ

                  かり悪事を漏らす、

                問わず語り、

                語るに落ちる

 『50+630』  なし

先生:

もし、こういうケースばかりだったら、裁判官も警察もいらない

よな。

弟子:

そうですが、殺人事件の場合だったら、まず、こんなケースは

極々まれでしょうよ。

先生:

こうしてみると、「コロンボ刑事」の偉大さが分かってくるな。

やはり、わしも、もっと話術を磨くために、「漫才」を練習しな

ければいけないな。

弟子:

????

2009年1月17日 (土)

金は天下の回りもの

弟子:

先生、いよいよ金融危機のしわ寄せが私にも

及んで来ました。

完全な「金欠病」に罹ってしまいました。

どうしましょう?

先生:

「金は天下の回りもの」と言うだろうが。

どんどん使いなさい。

どんどん使えば、どんどん回ってくるはずだ。

弟子:

そんなー。

で、中国語では、どう言いますか?

先生:

“金钱这东西是三十年河东三十年河西的

jīnqiánzhedōngxishì

sānshíniánhédōngsānshíniánhéxīde

などと言うよ。

弟子:

ちょっと、失礼。

“三十年河东三十年河西”

 『中日大辞典』 なし

 『中日辞典』   なし

  『中国語辞典』 なし

 『50+630』  なし

 Google中文 292,000件

 百度中文   289,000件

先生:

お金は、地球をぐるぐる廻っているのだから、

お金を追いかけなくても、じっと待っていれば、

お金の方からやって来るはずだよ。

だから、今は、お金をできるだけ節約して、

水と主食を食みながら、じっと一ヶ所で待って

いればいいんじゃよ。

へたに追いかけるからいけないんだぜよ。

弟子:

そうでしょうか? 

でも、主食の「ビフテキとワイン」が、残り少なく

なっているんですよ。

先生:

????

2009年1月13日 (火)

カレーライス

先生:

インドと言えば、日本人は、「ライスカレー」が

好きだよな?

弟子:

先生、その言い方、ちょっと古いですね。

「カレーライス」が普通ですよ。

先生:

そうかな、確か、「林家ライスカレー」という夫婦

漫才師がいたはずだが・・・。

弟子:

あー、曲芸師の翁屋勝丸さんのご両親ですね。

先生:

誰かね、それ?

弟子:

それは、ともかく、「ライス・・・」じゃない、「カレーライス」

って、どう言いますか?

先生:

“咖喱饭 gālífàn

“咖喱饭 jiālífàn

じゃよ。

弟子:

「ヨガ」と同じで、二通りの読み方があるのですね?

先生:

そうじゃよ。

弟子:

それで、日本の「SBカレー」ですが、どう言います?

先生:

何じゃ、それは?

やめとくれ。

「カレーライス」を食べる時、いつも、”SB”を思い

出しちまうじゃないか。

弟子:

?????????????

2008年12月24日 (水)

神わざ

弟子:

先生と食事をご一緒していると、いつも感心するの

ですが、まさに「神わざ」ですね。

先生:

そうかい、わしの食事のマナーは、そんなに素晴らし

いかね?

弟子:

いえ、速いってことですよ。

先生:

なんだ、褒めてくれてるんじゃないのか。

何しろ、兄弟姉妹が多かったものだから・・・・。

弟子:

で、「神わざ」って、どう言いますか?

先生:

“神技 shénjì”

“鬼斧神工 guǐfǔshéngōng

“简直神了 Jiǎnzhíshénle

じゃよ。

弟子:

ちょっと、失礼。

“鬼斧神工 guǐfǔshéngōng

 『中日大辞典』    <喩>技術が神わざのように精巧である、

               

                入神の技  

 『中日辞典』   <成>人間わざとは思えない、

                入神のわざ、

                建築や彫刻などが精巧である形容

 『中国語辞典』  <成>(建築・彫刻がすばらしくて人間の

                やったものとは思えない→)

                入神の技である、

                入神の域に達する

 『50+630』   なし

この言葉は、建築や彫刻に使われるのが普通みたいですね。

ともあれ、どのようなスキルであれ、人より優れているのは、

いいことですよね。

先生:

そうかな?

隣で、ご飯を一粒一粒味わいながら食べている人を見ると、

うらやましいく感じることが多いものだよ。

食糧難時代がやって来たら、こちらの方が強いとは思うが、

今の時代においては、そういう人の方が、私より何倍も人生

を楽しんでいるように見えるな。

弟子:

隣の人って、もしかしたら、私のことですか?

先生:

いやー、君は、まだ、速い、速い。

256粒のお寿司を二口で食べているだろうが。

弟子:

観察が細かい!

2008年12月16日 (火)

片思い

弟子:

今度は、「片思い」ですが・・・・。

先生:

“单恋 dānliàn

“单相思 dānxiāngsī”

“一厢情愿 yīxiāngqíngyuàn

などと言うな。

弟子:

他には、ございませんか?

先生:

そう言えば、

“剃头挑子一头热 tìtóutiāoziyītóurè”

というのもあるな。

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  えこひいきする、片思いする

 『中日辞典』    片方だけが熱心である、または

            片思いである

 『中国語辞典』  “剃头担子一头热”

            (大道床屋が肩に担ぐ荷は天びん

             棒の片方に湯を沸かすこんろを

             載せている一片方だけが熱い

             →)片思い 

 『50+630』   なし

先生、「大道床屋」なんて、まだありますか?

先生:

めっきり減っただろうな。

弟子:

そうなると、こういった言葉も、廃れてしまうんでしょうね?

先生:

残念ながら、そうじゃな。

弟子:

なぜ、残念なんですか?

先生:

若かりし頃、「大道床屋」を見かけるたびに、自分の淡い

片思いに思いを馳せていただからだよ。

弟子:

本当ですか?

先生:

本当だとも。

「大道床屋」の娘に惚れていたんだよ。

弟子:

??

2008年12月 8日 (月)

かまをかける

弟子:

今度は、「かまをかける」ですが・・・・。

先生:

鎌を掛ける?

どこに?

弟子:

話術の一種ですよ、こんな具合の。

「先生のご愛人は、左利きでしたですよね?」

先生:

「いや、若い方は右利き、年増の方は左利きだよ」

弟子:

ほら、二人愛人がおられることが分かっちゃったで

しょう。

先生:

あー、それか。

う~~~~ん、こう言うのが普通かな。

“把所要打听的事套出来

bǎsuǒyàodǎtīngdeshìtàochūlái

“套说出来真话 

  tàoshuōchūlaizhēnhuà”

弟子:

結構難しい言い方になりますね。

キーワードは、

“套

みたいですね。

先生:

君、この漢字には、気を付けた方がいいよ。

弟子:

???????

 

2008年12月 5日 (金)

堅くなる

弟子:

今度は、せんせいのような偉い人の前に出て、

「堅くなる」「かしこまる」「緊張する」場合の

「堅くなる」ですが、どう言いますか?

先生:

あー、私なんぞの前で堅くなるには及ばないよ。

曹操や、聖徳太子の前なら、多少堅くもなろうが・・・。

弟子:

どういう組み合わせですか、これは?

先生:

“太拘谨 tàijūjǐn”    

“过于紧张 guòyújǐnzhāng” 

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“拘谨 jūjǐn”    

  『中日大辞典』  謹直である、ばかまじめである、

             堅苦しい、慎重の余り融通がきかない  

  『中日辞典』    謹直である、堅苦しい

  『中国語辞典』  (言動が)堅苦しい、謹直である、

                   慎み深い

先生:

まー、目上の人にとっては、余りリラックスされても気持が

良いものではないよ。

弟子:

私の先生に対する態度は、いかがでしょうか? 

先生:

まー、「可もなし不可もなし」といったところかな。

「硬度2.5」といったところかな。

弟子:

???????

  

  

2008年11月29日 (土)

学識がある

弟子:

今度は、「学識がある」「学識豊かな」ですが・・・。

先生:

誰のことかな?

弟子:

そりゃー、大勢いますよ。

例えば、先生。

先生:

君、人を持ちあげても、何も出ないぞ!

弟子:

いえ、本心ですよ。

で、何て言います?

先生:

“博学 bóxué”

“学识渊博 xuéshíyuānbó”

“学富五车 xuéfùwǔchē”

などと言うな。

弟子:

ちょっと、失礼。

“学富五车 xuéfùwǔchē”

 『中日大辞典』  なし

 『中日辞典』   なし

 『中国語辞典』  (学識は車5台分の書物ほど豊かである

             →)多くの本を読み学識は該博である

 『50+630』   なし

先生の場合は、車5台どころか、40フィート・コンテナー5個

位はあるのではないでしょうか。

先生:

いやいや、学問などというものは、やればやる程、自分の

学識が足りないことを痛感するだけじゃよ。

それに、学問は量じゃないよ。

「朝に道を聞けば、夕べに死すとも可なり」、知識などなく

とも、悟りは得られるのじゃないかな。

弟子:

先生、今日は、えらく謙虚ですね。

先生:

君が余りおだてるからじゃよ。

弟子:

一首詠みます。

『名にし負う 学識の士 ここにあり』

2008年11月23日 (日)

過労

弟子:

最近、蓄積疲労のせいか、夜寝つけないんですよ。

「過労」ってどう言いますか?

先生:

“体力透支 tǐlìtòuzhī” 

“疲劳过度 píláoguòdù”

“累坏了 lèihuàile

じゃよ。

弟子:

“体力透支 tǐlìtòuzhī” 

の言い方が、ナウいですね?

先生:

「ナウマン象」?

古い言い方だね?

それは、ともかく、この手の言葉が増殖して、

わしも適応出来ずに往生しているんじゃよ。

弟子:

辞書を引いてみましょうか?

 『中日大辞典』  なし

 『中日辞典』    なし

 『中国語辞典』  なし

 『50+630』   なし

 Google中文    294,000件

 百度中文      407,000件

先生:

辞書は、やはり役立たずだな。

弟子:

どこから来た言葉なんでしょうか?

先生:

それが、結構意外なところから来ているんじゃよ。

当ててごらん。

弟子:

医学用語?

科学用語?

占星術?

先生:

全て、はずれ!!!

大外れ!!!

2008年11月19日 (水)

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺

先生:

宿題は、やって来てくれたかね?

弟子:

滅相もない!

先生:

どういうこと?

弟子:

“可望而不可及”

ですよ。

やはり、宿題や試験は、

“跳着摘桃子”

でないと困ります。

先生:

そうか、「もうひとっ飛びすれば届きそうなもの

に挑戦するのが良い」と言いたいんだね。

その考えでは、伸びるものが伸びないんだよ。

時には、とてつもなく高いものに挑戦することも

必要なんだよ。

弟子:

そうですか、分かりました。

では、発表させていただきます。

先生:

その前に、お互いの作品に対して、批評しないこと

としよう。

お互いの努力だけ認め合おう。

弟子:

はい、かしこまりました。

では、

正食甘柿时,闻到钟声,

法隆寺。

先生:

では、わしの番じゃ。

天高气爽秋意浓,正尝时鲜熟柿时,

隐约传来午钟声,古都奈良法隆寺。

弟子:

先生、少しずるくないですか?

先生のは、言葉が足されていますよね?

先生:

だから、批評しないことって言っただろう。

俳句には、「言外の意味」が満ち満ちているんだよ。

弟子:

う~~~~ん、仕方ないか。

2008年10月19日 (日)

確信犯

弟子:

先生、汚染食品を製造したり、販売したりする

輩は、皆、「確信犯」でしょうね?

先生:

当然じゃよ。

君、

“明知故问 míngzhīgùwèn

じゃ、ないのかな?

弟子:

で、「確信犯」って、なんて言います?

先生:

“明知故犯 míngzhīgùfàn

だよ。

弟子:

“明知故问 míngzhīgùwèn

“明知故犯 míngzhīgùfàn

ですか。

いずれにせよ、ひどいですね。

人様が口に入れる物に、動物でも食べないもの、

有害物質を平気で入れるんですからね。

ばれても平気だと思っているんでしょうかね?

先生:

孟子先生、プラトン先生、カント先生あたりまでは、

人間は「善に向う」とまだ信じていられた訳だけれど、

二度の世界大戦をしたり、食品汚染を平気で

やったりで、今や人類の性善説は、大きく揺らい

でいるな。

弟子:

そうですね。

何と言っても、「確信犯」につける薬の開発が急務

ですね。

2008年10月16日 (木)

カルシウム不足

弟子:

「汚染ミルク」の蔓延で、というか、ミルクを飲むことを

敬遠するようなことになって来ると、「カルシウム不足」

が心配ですね。

先生:

そうじゃよ。

酸素ほどじゃないが、人間が生きる上でなくてはならない

ものだからな。

弟子:

「カルシウム不足」って、どう言いますか?

先生:

“钙不足 gàibùzú”

“摄钙不足 shègàibùzú”

じゃよ。

弟子:

中国語は、凄いですね。

化学元素をすべて漢字化してしまうんですね。

先生:

そんなの、朝飯前だよ。

君達が朝、バナナを食している間に、やりのけて

しまうよ。

弟子:

でも、やはり、音は、元の「カルシウム」の音を

残していますね。

「摂」の方は、「摂取」の「摂」ですね。

「摂大乗論」の「摂」でもありますね。

先生:

「摂大乗論」?

日本語にも訳されているのかね?

弟子:

はい、長尾雅人先生等によって訳されています。

先生:

そんなもの、日本人、読むかのかね?

弟子:

もちろんです。

生きる上で、「カルシウム」と同じくらい必要ですから。

先生:

?!!!

2008年9月 9日 (火)

回文詩(4)

弟子:

先生、作ってみましたよ、回文詩。

春晚落花余碧草,

夜凉低月半枯桐,

人随远雁边城暮,

雨映疏帘绣阁空。

                空阁绣帘疏映雨,

                暮城边雁远随人,

                桐枯半月低凉夜,

                草碧余花落晚春。

先生:

君、君、す、すばらしいじゃないか。

さすが我が愛弟子じゃ。

HSK20級どころか、科挙にも合格するレベルだよ。

いつの間に・・・・。

弟子:

ちょっと、ほめすぎですよ。

推敲に推敲を重ねて作ったんですよ。

先生:

待てよ、どこかで聞いたことがあるような気がするな。

コラ!

大人をからかうんじゃない!

これは、蘇軾先生の詩じゃないか。

弟子:

バレたか。

2008年9月 8日 (月)

回文詩(3)

先生:

他にもあるよ、こういうのが。

寒露晓沾叶,

晚风凉动枝,

残声蝉嘒嘒,

列影雁离离,

兰色红添砌,

菊花黄满篱,

团团月耸岭,

皎皎水澄池。

池澄水皎皎,

                     岭耸月团团,

                     篱满黄花菊,

                     砌添红色兰,

                     离离雁影列,

                     嘒嘒蝉声残,

                     枝动凉风晚,

                     叶沾晓露寒。

弟子:

先生は、どちらの詩が好きですか?

私は、後の方が好きですね。

先生:

わしは、甲乙つけ難いと思うな。

君も、ひとつ、作ってみたらどうかね?

弟子:

はい。

2008年9月 7日 (日)

回文詩(2)

弟子:

中国には、「回文詩」はありますか?

先生:

あるなんてもんじゃないよ。

「回文詩」は、漢字文化の「クリーム」じゃよ。

弟子:

「クリーム」?

先生:

“精华”

じゃよ。

弟子:

あー、分かりました。

で、どんなのがあります?

先生:

盐飞乱蝶舞,

花落飘粉奁,

奁粉飘落花,

舞蝶乱飞盐。

弟子:

さすがー。

裏返しても、全く同じなんですね。

何だか、いろいろなものが「舞ったり」、「飛んだり」

「漂ったり」しているっていう意味ですかね?

先生:

そうじゃよ。

「塩」やら、「蝶」やら、「おしろい箱」やらが飛び交って

いるっていう詩だよ。

2008年9月 6日 (土)

回文詩(1)

先生:

君、「回文詩」を知っているのかね?

弟子:

はい、少しだけ。

「しんぶんし」

「田中田」(苗字)

先生:

なんだ。

他にないのかね、もっと、迫力のある奴が?

弟子:

そう言われましても。

私の乏しい知識では・・・。

ちょっと失礼。

ありました、ありました。

「むらくさにくさのなはもしそなはらばなぞしもはなのさくにさくらむ」

先生:

「むらくさにくさのなはもしぞなばらはなそしもはなのさくにさくらむ」

ちょっと、ちがうな。

「そ」と「ぞ」、「は」と「ば」になっとるぞ。

弟子:

先生、日本人には同じ音に聞こえるんですよ。

「あきはばら」

「あきばはら」

と同じですよ。

先生が尊敬されるソシュール先生の「音素の自由変異」

ですよ。

先生:

で、意味を説明してくれないか?

弟子:

それは、作者に聞いてくださいよ。

作者しか分からないんですよ。

2008年9月 1日 (月)

刮目すべし

弟子:

“刮目相看 guāmùxiāngkàn

ですが、もしかしたら、

“士别三日,即更刮目相待”

のことですか?

先生:

君、よく知っているな、そんな古めかしい言葉を。

弟子:

先生、日本ではこの手の言葉の解説本が多いん

ですよ。

先生:

じゃー、口で言ってみてご覧。

弟子:

無理です。

長過ぎます。

先生:

エッー、発音できないのか。

発音できなければ、中国語を覚えたことには

ならんよ。

弟子:

すみません。

今度、練習しておきます。

で、ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』 <成>期待の目で見る、新しい目で見る

 『中日辞典』   <成>新しい目で見る、刮目する

 『中国語辞典』 <成>(目をこすって相手を見る→)

               古い見方を捨てて新しい見方をする、

               刮目してみる、

               期待して眺める

 『50+630』   なし

先生:

京セラの稲盛先生もおっしゃっているよ。

「人は、成長する。だから、人を見る時には、その人が

 成長することを想定してかからなければいけない」

と言うようなことを。

弟子:

確かに。

スポーツだけではなくて、人間社会では、どこにも

当てはまりそうですね。

まずは、こちらの四字熟語の発音から覚えることに

します。

先生:

「三日後」を期待しとるよ。

2008年8月22日 (金)

格下

弟子:

「敵」と言えば、よく、

中国篮球队不敌梦八队”

などと使われますね。

先生:

そうそう、スポーツではよく使われるね。

ところで、

“不敌 bùdí”

は、日本語では、どう言う?

弟子:

「・・・には及ばない」

「・・・と互角には渡り合えない」

「・・・の格下である」

「・・・にはかなわない」

などと訳せるでしょうね。

中国語の場合、たった二文字で、うまく表せるんですね。

先生:

そうじゃよ。

弟子:

で、先生、いつになったら、アメリカの「ドリームチーム」

と対等に渡り合えるチームが現われるんでしょうか?

先生:

わしは、アフリカあたりから、現れると見ているな。

今回、中国チームも「死力を尽くした」んだがなー。

やはり、飛ぶ鳥も落とす勢いのチームにはかなわない

な。

まー、最初からメダルがどうのこうのと考えてはいなか

ったんだから、よしとしよう。

2008年6月23日 (月)

活断層

弟子:

先生、今度の四川大地震の元凶の「活断層」

ですが、どう言いますか?

先生:

“活断层 huóduàncéng

じゃよ。

弟子:

同じですか?

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』 なし

 『中日辞典』   なし

 『中国語辞典』 なし

辞書には出ていませんね。

先生:

日本語から来たんじゃろ。

中国人の地震学者が日本で研究をしている

っていうから、きっと、そうだろう。

もしかすると、地震自身も日本からもたらされ

たんじゃないかな?

弟子:

まさかー?

紀元前の人のような発言はやめてくださいよ。

先生:

すまんすまん。

何はともあれ、日中共通の語彙が増えるのは

結構なことじゃな。

弟子:

そうですね、できれば、明るい話題で共通語彙

が増えて欲しいですね。

2008年6月16日 (月)

堪忍袋の緒が切れる

弟子:

人間ですから、時には、自分の感情をコントロール

できないこともあるでしょう。

つまり、「もう我慢ならねー」「堪忍袋の緒が切れたぞ」

っていう場合、どう言います?

先生:

日本人達は、そんな袋を持ち歩いているのかね?

で、その袋は、徐々に大きくなって行くのかね?

で、万歩計みたいに、目盛があって、「さー、

限界点に達したぞ」ってなるのかね?

弟子:

そうですよ。

お見せしましょうか?

体のこの辺にあるんですよ。

先生:

ほー、君、ずいぶん大きくなっているじゃないか?

どうしてかね?

弟子:

「愛妻」のおかげですよ。

まったく、いやになりますよ。

先生:

そりゃー、ご愁傷さま。

こういう場合、こう言うな。

忍无可忍 rěnwúkěrěn”

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  <成>これ以上は耐えられない

 『中日辞典』   <成>忍ぶに忍べない、

                これ以上我慢できない、

                堪忍袋の緒が切れる 

 『中国語辞典』  <成>耐えるに耐えられない、

                これ以上耐えられない、

                堪忍袋の緒を切らす

 『50+630』   これ以上我慢できない、

            堪忍袋の緒が切れる

先生、この形ですが、

无可忍

だけでも、意味は通じると思うのですが・・・。

先生:

いやいや、それでは、「耐えに耐え忍んで来た」という

ニュアンスが消えてしまうだろう。

このまま、覚えてもらうしかないな。

弟子:

分かりました。

2008年6月14日 (土)

我慢のしどころ

先生:

まー、強がりを言っていても仕方ないので、

本音をさらけ出すと、まさに今は「正念場」

じゃよ。

弟子:

「我慢のしどころ」ってことですね。

先生:

そうじゃよ。

“小不忍,则乱大谋

xiǎobùrěnzéluàndàmóu

じゃよ。

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  なし

 『中日辞典』   なし

 『中国語辞典』  なし

 『50+630』   なし

 Google中文    1,230,000 件

 百度          292,000 件

先生:

『論語』に見える言葉じゃよ。

大和言葉では、どう訳すべきかね?

弟子:

「これしきのことが我慢できないんじゃ、

大きなことはできないよ」

っていう感じですかね?

先生:

うん、そんなところだな。

弟子:

「我慢する」「忍耐する」ってことの重要性は、

いつの時代でも変わらないんですね。

先生:

そうじゃよ。

弟子:

先生、ところで、このコーヒーですが、少々苦すぎ

ません?

先生:

君、そんなことを気にしていたら、何もできんぞ。

「これしき・・・・」

弟子:

でも、先生、これは、ちょっと・・・・。

先生:

どれどれ。

なんじゃ、こりゃー。

すまん、すまん、「砂糖」と「熊の肝」を間違えた

みたいだ。

2008年4月22日 (火)

かいつまんで言う

弟子:

簡単で結構ですから、お願いしますよ。

大変興味をそそられているんですよ。

先生:

そうか、じゃー、

   “长话短说 chánghuàduǎnshuō”

で行こう。

弟子:

   “长话短说 chánghuàduǎnshuō”

ですか?

なるほど、便利な言葉があるもんですね。

      “说来话长 shuōláihuàcháng

   “长话短说 chánghuàduǎnshuō”

か?

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  なし

 『中日辞典』   話せば長くなることを要領よく話す、

           端的に言う

 『中国語辞典』  なし

 『50+630』   なし

なるほど。

先生、是非とも、簡単に説明いただけないでしょうか?

先生:

実は、わしも耄碌して来て、記憶が薄れて来ているんで、

自分に関してすらも、よく覚えていないことが多いんじゃよ。

2008年3月24日 (月)

カミさん

先生:

それから、こういうのも不自然に感じたな。

 「老婆は、入れ歯を取り外すと、洗浄液に入れ、

 それをじっと眺めていた。そこへ、・・・・」

弟子:

先生、これは、誰の小説ですか?

先生:

誰だか忘れたが、なかなか読ませる小説だった

よ。

弟子:

それで、何が、問題です?

先生:

「老婆」じゃよ。

どうしても、“太太” つまり、「カミさん」と読めてしまう

んだ。

この小説に出会った当時、我が妻は女ざかりの

38歳だったんでね、入れ歯がピンと来なくてさ。

弟子:

逆も真なりですね。

私達が、

を見たら、ついつい勘違いしてしまいますね。

筆談で、離婚に発展するような誤解が生じるかも

知れませんね。

こんな具合に。

<筆談>

 中国人男性: 老婆? 

 日本人夫   : 对,对。 太太。

 日本人妻   :ちょっと、あなた、私が「老婆」で、「太ってる」

          って、今、書いたわね!

        離婚よ!

  

2008年3月20日 (木)

神様仏様

先生:

こういうのもあったな。

「小海老天」

これは、てっきり、

「小海+老天」だと思っていたら、違うんだね。

「小海老+天」なんだってね。

弟子:

“老天”  “老天爷” とも言い、「神様仏様」

「お天道様」の意味がありますね。

先生:

そう、それで、「“小海”教祖様」の意味かと思ってしまった

んだよ。

但し、駅のプラットフォームなどに書いてあるので、

ちょっとおかしいなとは思ったんだけどね。

あとで、本当の意味が分かってびっくり仰天、思わず、

“我的天!と叫んでしまったよ。

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』   なし

 『中日辞典』    なし

 『中国語辞典』   ああなんということだ!

 『50+630』    なし

先生、これは、英語から来た言葉じゃありませんか?

先生:

わしゃ、前から言っているように、英語はからきしなんじゃが、

もしかしたら、マルコポーロがもたらしたのかも知れんな。

弟子:

“我的天!

2008年3月 2日 (日)

カラオケ

弟子:

先生、“卡拉OK kǎlāOKも、すっかり定着している

みたいですね。

先生:

そう、言葉だけではなく、人間の営みとして定着しているみ

たいだね。

弟子:

日本語が、こういう形で、中国語に定着した例は、最近

では、割と珍しいですよね?

明治時代には、ゴマンとあったみたいですが・・・。

先生:

日本語?

うそだろう。

弟子:

本当ですよ。

「空オーケストラ」から来たんですよ。

先生:

そりゃー、初耳だ。

弟子:

ちょっと、失礼。

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OKとしたところが、「ミソ」ですね。

先生:

そうだね。

既存の中国語を用いたところが、「ショウユ」じゃない、

「ミソ」だね。

弟子:

先生、ご冗談を。

OKは、中国語ですか?

先生:

そうだよ。

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