心をよぎる
弟子:
今度は、「もし人生をやり直せるなら、この人と
一緒になりたいな、という思いが心をよぎった」
の「心をよぎる」「心によぎる」「湧き上がって来る」
ですが・・・?
先生:
ドラマチックじゃなー。
“掠过心头 lüèguòxīntou”
“涌上心头 yǒngshàngxīntou”
などと言うな。
で、その思いは、よぎっただけで、瞬く間に
心の暗闇に消えて行ってしまったのかい?
弟子:
はい、1.5秒位のことでした。
先生:
君、それは、物の見方が皮相だと言わざるを得ないな。
君のその思いは、おそらく数万回も胸をよぎったはずだ
よ。
仮に10万回だとすると、
1.5秒x100,000回=150,000秒=2500分=42時間
も、君の心は、一つの思い心で満たされていたことにな
るよ。
そして、それが、「シュウジ」となって、「アーラヤシキ」に
ため込まれるんじゃよ。
「冬のソナタ」や「イルカ湾」や「サイレンス」や「君に続く道」
や「ラベンダー」等等の主人公となると、一つの思いが、
その100倍にも濃縮されて、「アーラヤシキ」にため込ま
れているんじゃよ。
弟子:
なるほど。
ということは、私のこの気持は、「本物」と見て良さそう
ですね。
早速、「告白」に行って来ます。
先生:
どこへ?
弟子:
あそこの「コンビニ」です。
先生:
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