のっぴきならない
弟子:
先生、今度は、「のっぴきならない」ですが・・・。
先生:
君、その「先生」というのは、やめてくれないかな?
弟子:
エッー、また、藪から棒に何ですか?
先生:
ノーベル賞受賞者を生み出した名古屋大学の物理学
教室では、「先生」という呼称は使わないそうだ。
うちもそれで行こうと思うんだ。
弟子:
先生、ダメです。
絶対ダメです。
先生は、一生私の先生です。
先生と出会えたからこそ、今日の私があるのですから。
先生から見放されたら、私はすぐさま、「のっぴきならない」
窮状に陥ってしまうのですよ。
先生:
大袈裟だな?
で、「のっぴきならない」窮状とは、どういう状況を言うのかね?
弟子:
「とてもヤバイ」状況です。
先生:
だったら、
“不可开交 bùkěkāijiāo”
“进退维谷 jìntuìwéigǔ”
だな。
弟子:
ちょっと、失礼。
“进退维谷 jìntuìwéigǔ”
『中日大辞典』 <成>進退きわまる
『中日辞典』 <成>進退きわまる、
行き詰まって途方に暮れる
『中国語辞典』 <成>(進退これきわまる→)
進退窮まる、立ち往生する、
途方に暮れる
『50+630』 なし
「のっぴきならない」という訳語が見当たりませんね。
先生:
こんな言葉、まだ使う人いるのかね。
弟子:
いますよ。
首相、官房長官、役人、・・・企業経営者、・・・詐欺師等等。
先生:
そうか、「やんごとなき家柄の輩が、よんどころない事情で、
のっぴきならない状況に陥っている」って訳だな。
弟子:
先生、さすが、応用力、グンバツですね!
先生:
グンバツ????

