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2008年8月 4日 (月)

濡れ衣

弟子:

先生、ところで、中国のドラマによく、

“冤枉 yuānwang

と叫ぶシーンがありますが、

あれって、「濡れ衣」のことですか?

先生:

「ぬれねずみ」?

「ずぶぬれ」?

弟子:

「エンザイ」のことですが・・・。

先生:

”酵素”?

弟子:

先生、時々、先生と話をしていると、ソクラテス先生、

カント先生、ヘーゲル先生と話をしている気分に

なりますね。

先生:

そりゃー、光栄の極みじゃよ。

で、さっきのは「冤罪」のことじゃろう?

日本語は、文学的表現が過ぎるな。

「他人に罪を押しつける」位でよいだろうが。

「濡れたマントをかぶせる」などというのは、

「ひょんなことから濡れ場に出くわしてしまい、

濡れ衣を着せられるのが怖くて、取るもの

も取りあえず、ほうほうの体で、春雨の降り

しきる中を逃げ帰って来た・・・」などといった

文学作品の中だけにして欲しいな。

弟子:

文学作品???

先生:

中国人には、この漢字をいくら眺めていても、

「冤罪」のイメージは湧いて来ないな。

弟子:

先生、そりゃー、我々の先輩に対するとんだ

「濡れ衣」ってもんですよ。

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