いばらの道
弟子:
いよいよ、「人類の祭典」が始まりましたね。
先生:
うん、いよいよ、「民族の祭典」が始まったよ。
弟子:
先生、それを言うなら、「全人類の祭典」って言う
べきですよ。
先生:
いやー、失礼、日本人も参加するんだったな。
「中華民族を主役とする全人類の祭典」と
言い直すべきだな。
弟子:
「主役」というのは、ちょっといただけない気が
するけど、まー、うるさいことはこの際言わない
ことにしましょう。
なにしろ、ここに至るまでには、いろいろなことが
ありましたからね。
先生:
そうじゃよ、決して「平坦な道」じゃなかったよ。
まさに、
“坎坷不平 kǎnkěbùpíng”
じゃったよ。
弟子:
ちょっと、失礼。
『中日大辞典』 “道儿坎坷不平”
道がでこぼこ
『中日辞典』 道がでこぼこである
『中国語辞典』 “坎坷”
①(道・土地が)でこぼこである
②<書>不遇である、志を得ない
『50+630』 なし
苦労が多い分、成功すれば感激も大きいでしょうね。
先生:
そうじゃよ。
クスン、クスン、グスン、グスン。
弟子:
先生、大丈夫ですか?
先生:
いや、なに、タバコの煙が・・・。