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2008年6月 6日 (金)

安定した生活

先生:

今回の大地震では、普通の人の普通の生活が

破壊されてしまった訳だが、こうしてみると、人間

は、普通に暮らして行くことが難しいんじゃな。

弟子:

そうですよね。

老子大先生だったら、こういう事態を目の当たりに

して、なんておっしゃるのでしょうか?

先生:

そうじゃな、ちょっと長くなるが、老子大先生は、

こういうのが理想的な生活だと言われているな。

“甘其食,安其居,乐其俗。

邻国相望,鸡犬之声相闻,

民至老死不相往来。

弟子:

それは、どんな生活ですか?

先生:

「足るを知り、隣の国がいくら近くとも、

行き来しない」

っていう生活じゃ。

弟子:

なぜ、行き来しないんですか?

先生:

お互い干渉しないためじゃろう。

昔から、干渉の連続じゃろう。

言ってみれば、

“安居乐业 ānjūlèyè”

な生活ということになるな。

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  <成>居所も安定し、職業を持ち、

                楽しくやってゆく

 『中日辞典』    <成>落ち着いて生活し、愉快に

                 働く

 『中国語辞典』   安らかに暮らし楽しく働く、

             安居楽業する

 『50+630』    安定した生活をし嬉々として生業に

             励む

確かに、こういった生活ができれば、それにこしたことは

ないですよね。

先生:

老子大先生の「お互いに行き来をしない」だが、今回のよう

な災害が起きさえしなければ、行き来しなくとも構わないが、

このような大きな災害に見舞われたら、自力では生き延びる

ことも難しいだろうな。

老子大先生は、災害のない時代に生を受けたのだろうか、

この面のものの見方が、ずいぶんと「おっとりとして」いる

気がするな。

弟子:

もしかしたら、艱難辛苦の末、それすら超越していたのかも

知れませんね。

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