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2008年6月15日 (日)

やせ我慢

弟子:

先生、別に中国政府がそうだという訳じゃ

ありませんが、「やせ我慢」するって、

どうい言いますか?

先生:

「やせ我慢」?

そういう言葉はないなー。

弟子:

じゃー、やせ我慢しないんですか、中国の人は?

先生:

もしかしたら、これかな?

打肿脸充胖子 dǎzhǒngliǎnzhōngpàngzi”

弟子:

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』  <喩>もったい振る、やせ我慢を張る、

                負け惜しみをする

 『中日辞典』    頬をふくらませて太っているように見せ

            かける、

            (転じて)虚勢を張る、やせ我慢する、

                 空元気を出す

 『中国語辞典』  (顔が膨れ上がるほど打って太った人に

            なりすます→)実力がないのに大物ぶる、

            失敗したのに成功したとほらを吹く 

 『50+630』     やせ我慢する、

            実力がないのに虚勢を張る 

見事に、日本語の逆を行ってますね。

中国では、太っていた方が見栄えがいいんですね。

先生:

君、日本も同じだよ。

「やせ我慢」は、本当は、「太っていたい」という願望が

心の奥にあるんじゃよ。

「やせ細って」いたのでは、やはり格好悪いんじゃよ。

「でっぷりとして」いた方が、恰好がいいんじゃよ。

ただ、方法論において違いがあるみたいだな。

中国・・・何とか太っているようにみせる

日本・・・太ってるようにみせることはあきらめ、

     こじつけを言う

弟子:

あー、言われてみれば、その通りですね。

でも、今や時代は、「すらっとした」のを好む時代です

よ。

これは、決して、「こじつけ」でも、「強がり」でもないで

すよ。

先生:

君、そうだとしたら、「やせ我慢」は、今や死語ということ

になってしまうんじゃないかい?

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