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2008年5月12日 (月)

全く関係ない

弟子:

先生、“风马牛不相及 

fēngmǎniúbùxiāngjí”ですが、変な言葉ですね。

放牧をして来た民族の言葉じゃないでしょうか?

辞書では、こうなっていますが。

 『中日大辞典』  さかりのついた牛馬が相求めても及ばない

                         ほど遠く離れていること

            [喩]関係がないこと、知らぬ顔の半兵衛

 『中日辞典』   <成>風馬牛も相及ばず、互いに少しも関係

                                   ないこと、風馬牛   

 『中国語辞典』  [諺](風する馬牛も相及ばず→)互いに無関係

                                 である、全く無縁である

 『50+630』   全く関係がない

先生:

そう言えば、佐原真の『騎馬民族は来なかった』に、日本陸軍が

馬の去勢を始めたのは、中国の義和団の乱で、軍馬が暴れて、

他の国の軍隊から嘲笑されたからだというくだりがあったな。

去勢しないと、馬は、まさに「意馬心猿」になるらしく、ものすごく

暴れるらしい。つまり、馬の交尾は激しいらしい。

その馬が、異性の牛に出くわしても、まったくわれ関せずなんで、

こういう言葉が生まれたのじゃないかな。

弟子:

日本人的な感覚から言えば、

 「心地よい風が吹く中央アジアの草原で、馬と牛が、

  黙々と草を食みながら、三者(風、馬、牛)はお互い

  相手の領分を侵さずに、平和な日々を楽しんでいる」

っているイメージですが、全然違いますね。

先生:

それは、日本人的感覚というよりも、ボロディンの

『中央アジアの草原にて』という曲が好きな君一人の

独自の感性じゃないのか?

弟子:

そうですね、私なぞ、馬や牛のことにはまるっきり無知

です。

少し、勉強しなきゃ。

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