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2008年5月11日 (日)

腹上死

弟子:

先生、

“马上风 mǎshàngfēng

は、いくら考えても「腹上死」という意味は

浮かんで来ませんね。

先生:

日本語は、「腹上死」か?

ずいぶんと即物的な表現だな。

「男が正常位で性交中に突然死ぬ」と言

っているのと変わらないな。

弟子:

確かに、多少風雅の趣には欠けますが、

でも、中国語は、奇妙奇天烈ですね。

ちょっと、失礼。

 『中日大辞典』   なし

 『中日辞典』     なし

 『中国語辞典』   なし

 『50+630』    なし

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先生、これによると、男の場合も女の

場合も指し、

男・・46歳

女・・33歳

が一番危険だそうです。

先生:

そうか?

しかし、女性の場合は、「腹上死」とは言わ

ない筈だが・・・。

もっときれいなネーミングの方がいいよな。

弟子:

たとえば?

先生:

たとえば、「恍惚死」とか、「絶頂死」とか、

「至福死」とか、「彼女は美しい夢を見なが

ら、お花を摘みに行ったよ」とか。

それはともかく、なぜ46歳と33歳なのか

は興味深いな。

弟子:

先生、知っていて知らないふりをしてすみませ

んでした。

実は、「腹上死」=「性交死」の権威は、日本人

で、「上野正彦」という人なんです。

この人の著書、『「死体」を読む』(新潮文庫)に

よれば、中国の世界最古の法医学書 “洗冤録”に

既に記述があるそうで、また、台湾には、

“色风 sèfēng”    =「性交死」

“上马风 shàngmǎfēng”=「性交時の死亡」

“下马风 xiàmǎfēng”  =「性交後の死亡」

という言葉もあるそうです。

この人の研究によれば、男は、「心臓死」、女は、

「脳血管疾患」による「性交死」が多いそうです。

先生:

そうか、さすがは、日本人だな。

弟子:

いえ、さすがは、中国人ですよ。

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